五ヶ月も時間をかけてようやく自宅のリフォームが玄関のタイル工事を残してあと少しで完了する。目指したのは生きているのがしみじみと幸せだと感じられる心地良い空間にすること。そして美しい空間にすること。
限られた予算の中で ミサワホームの企画商品の室内空間をどこまで変えることが出来るだろうか?
息苦しい狭さがどこまで伸びやかな空間に変われるだろうか?
これは私の実験でもあった。
新建材を取り去って 無垢の杉の床にした。
窓はペアガラスのサッシに取替えて室内の暖かさを確保した。
8.5畳の狭いリビングダイニングの窓を抜いてソファを置く場所だけの小さな増築をした。だから部屋は実質10畳の広さになる。
ビニールクロスの天井と壁は娘が塗った京都の土壁になった。
木目プリントの新建材のドアは杉の建具になった。
選んだ建材は全て誠実で慎ましやかな日本の自然。贅沢なものは使っていない。
重かった空気が爽やかに澄んできたのが良く分かる。
大きな鏡を壁に取り付けて 麻のシェードのランプに明かりを灯し 新しくなった部屋を見る。
広やかな空間は誠実で美しく見えた。
ガイアの家 ようやく完成。
関わってくれた すべての方に感謝。ありがとう。