我が家をリフォームして一年になろうとしている。
以前の我が家と、リフォーム後の我が家と何が違うか?
この度の大寒波で身にしみて分かったのはその圧倒的な暖かさである。
窓をペアガラスのサッシにした。既存の壁に9mmの石膏ボードを張った上に5mmの土を塗った。そして既存の床の上に15mmの杉板を張ったのである。
外気温2度。しかし暖房をつける前の朝の5時半の室内は14度だった。
今日は雪が降っている。
このような日の朝は忍び足でベッドから降りて一階のリビングに入る。
石油ファンヒーターを点けて縮こまってストーブにへばりついて 五分後ようやく行動開始となっていた。昨年までは。
ところが今朝はリビングのドアを開けるとフワッと暖かいのである。
火の気もないのにこの暖かさは驚異的であり、第一足の裏が暖かい。
今までの合板フローリングは刺すような痛い冷たさがあったが無塗装の杉のフローリングは裸足で歩いても暖かいので私と夫はスリッパを履くのをやめた。
少しでも傷が付かないようにしっかりと塗装された木はとても冷たいものである。
人工的に科学的に手を加えれば加えるほど居心地が悪くなることは皮肉なものである。無垢の杉の床は自然の床暖房のようである。
だから
ファンヒーターも必要なくなって 捨てた。