驚くほどの中国人であった。
数年前から中国人の旅行客が目立ち始めたが、今年はびっくりした。
溢れるように中国人がどこにもかしこにもいる。
しかし彼らの姿は、美しいものではなかった。
自分達がどのように思われているかということを配慮しない。
美術館で並ぶ行列の中で少しずつ侵食しながら、あるいは気がつかぬふりを装いながら、少しでも前に進もうとする。
皆の目の前で汚い痰の吐き方をする。
美術館の中で、教会の中で、大きな声で話していることを、係員に注意されても意に介さない。
自分の国の面汚しに来ているのか?と聞きたくなる。
これは、今の中国政府の姿そのもではないか。
国のリーダーの品位は国民の品位、民度に作用する。
しかし、いつか、彼らは自分達の姿が自国を汚していると気がつくのだろう。