五年ぶり五回目のフイレンツェで感じた変化は観光客が激増した事だった。
人数が三倍ぐらいに膨れ上がっているような気がした。
その数を押し上げてたのは中国人。
40~50人位の団体客として、若いカップルとして、個人で、おじいちゃんおばあちゃん一緒の家族旅行で、その人数にびっくりした。
イタリアの中にいると、同じ顔をしている東洋人の日本人、中国人、韓国人は不思議と見分けがつく。服装もなんとなく違うが、醸し出す雰囲気で知ることができる。
多分ここまで来る中国人は漢民族の富裕層だろう。
横柄できつい感じがするのは私の偏見か。
マナーは良くない。嫌なシーンを何度か目にする。
イタリアで結婚写真を撮る事がはやっているらしく、アルノ川の橋の上で中国人のカメラマンが中国人のカップルの写真を撮っていた。
私も彼らの写真を撮ったら、サングラスの新郎さんが「オラ~!見世物じゃねえぞ!そこの日本人、写真撮るな!」と怒ったのであった。
「なら、そんな雑踏の中で大事な写真撮るなよ!
あんた達、とっくに見世物になってるよ、馬鹿!」って、心の中で言ってやった。
それにサングラス、それ変だぞー!!
嫌い、中国人は。
そう言ったら、あなたもそういうの、良くないよ、と夫が言った。