先月カンボジアに行った時、市場の骨董屋で面白いものを見つけた。
ブロンズで出来たベルだった。麻紐でいくつか吊ってある。
大きいのは15cmから小さいのは10cm位の大きさであった。
飾りに象のレリーフが付いているものが多い。
手にとって見ていると、店主らしき人が寄って来て、これは象の首に付けていたベルと言う。ほら耳を澄ましてごらん、とベルを振った。
ベルはゴロンゴロンと鳴った後クォ~ンと微かな余韻を残した。
それはお寺の鐘のように美しい余韻だった。
とても気に入って買ってきた。
買ってきた時のまま、居間に麻紐でぶら下げていたが、娘が仕事で淡路島に行った時、知り合いの鍛冶屋に寄って、鉄の棒で吊るすスタンドを作って帰ってきた。象のシルエットをイメージして造ったそうだ。
まるでインドの子供が作った工作みたい、と鍛冶屋さんに言われたと娘は可笑しがっていた。インドの子供、と言うのが面白くて私達も笑ってしまった。
だがこのシンプルなスタンドはなかなか素敵でこれにベルを吊るすといかにも見栄えが良い。スタンドも含めて ちょっとこれはすごいじゃない、という骨董品だ。
さて、これが似合う素敵なチェストを今私はデザイン中である。
シンプルで、高さは70cmくらいで.....
それから色はちょっと暗めで、扉の取手は黒い鋳物で....
木は何が良いだろう.....