大地震の後次々と目にする信じがたい凄惨な画面にその日から仕事が手に付かなくなった。
停電がようやく解除になってパソコンを開いたら、広島の友人、ヤスコさんから今日メールが入っていた。
安達さん。三浦は大丈夫だったようですね。
一安心しています。
このようなメール貰いました。
ご一読ください。
パサデナのカリフォルニア大学のキム教授の話
東京の様子をテレビで見たが、日本の国民性には感心する。 電車が止まり、駅前で長い行列を作り、皆が事態 を理解して、落ち着いて、忍耐強く待っている。しかも、 人が通れるように隙間をあけて。 信じられない。
各局は「 日本人は、秩序を守り、規律を重んじる、冷静な国民だ。」と繰り返 している。この国民性が パニックを最小限に抑え、被害を大きくしない、驚くべき 資質だと伝えている。
日本人は言いたいことも言わない、優柔不断の国民と思われているのではないかと思っていたが、 いやいや、 アメリカのどのテレビ局のキャスターも 日本人の形容詞は 「秩序、良識、冷静、規律正しい 」である。
確かに、災害時、他の国で、地面を叩き、泣き叫び、どうにかしてと 怒鳴る 人々も見た記憶がある。
そのすばらしい気質の日本人がこの災害では お互いをいたわりあい、近所で力を合わせ、助け合っている姿や、家族の無事をインタビューされても冷静に、涙を隠し、答えている姿を報道していて、 アンビリーバボー! 信じられないと言う。
普通は自分のことでいっぱいなのにと。
そしてこの人々を助けようと すぐに救助隊を派遣、募金も始まっている。
各国の救助隊、災害犬や、救援物資も続々と送られていると。
中国は 先の四川の地震では 真っ先に日本が救援隊や大量の物資を派遣、どん
なに助けられたかと、今回は、我々が役に立ちたいと迅速な対応をしていることを伝 えている。
普段はほめないのにね。 バッシングされても何も言わない日本人を馬鹿にしているのだろうと思っていたが、日本人の気質は 内心は理解され、冷静な国民性を とてもリスペクトされているのかと 驚き、改めて、日本人はすごいと思った。
石原都知事は日本人の我欲の天罰だと言った。
私もそう思った。
何を言われても言い返すこともしない情け無い国民性だと思っていた。
自分のことしか考えない国民だと思った。
だけど そうじゃなかった。
すばらしい国民である。日本人であることを誇りに思う。
生きることにおいてには 何が 一番大切なのか語ろう。
なんとか力を合わせて この最大級の危機を乗り越えよう。
頑張れ 日本