楽しかった。
とても楽しい旅だった。
三浦の小学生が作った「三浦の詩」が「神奈川県こどもの詩」に選ばれて、小田原での授賞式に21人で行ったのである。この晴れの日をみんなで祝う 嬉しさよ。
一年生の海音君の「みうらうみ」はスケール感溢れる大きな空と三浦の海を謳い
四年生の翔太君の「むしとり」は三浦の豊かな緑と命を謳い上げた。
左に青い海、正面に朝日に輝く白銀の富士山を見ながら、マイクロバス「あしたの三浦号」の小さな空間の中で一人ずつ自己紹介の後、マリーのリードで「岬めぐり」と「よい子のすむ町」を合唱した。
だから、物足りないくらいの早さで あっという間に小田原に着いてしまった。
昨日まで 見知らぬ他人だった私達だったのに、帰りのバスでは もっと仲良くなって ドク、ガンバルジャン、ポパイ、シチロー、ロッキ、マーシャル、ラブリン…とニックネームが決まった。
皆と別れるときは 淋しかったけれど、マリーのファン倶楽部が出来て、カラオケ屋でマリーのコンサートを計画している。
今度は豪華な演奏付きで「岬めぐり」を皆で大合唱する。
その夜 海音君のママからメールがあった。
今日はみなさま本当にありがとうございました。
皆様のお蔭で今日の日が子供たちだけではなく、
私たち家族まで本当に心に残る一日となりました。
父は帰り道 ずーっと「岬めぐり」を口ずさんでい
ました。
こちらこそ「ありがとう」
私にとっても 心に残る大切な一日になりました。
私は 皆がいる三浦が本当に好きになりました。
この町を好きになるということは
この町にどれだけ好きな人がいることか
というこに気が付きました。
蒼い海と 緑溢れる三浦が もっと好きになりまし
た。
「あしたの三浦号」に乗って また、皆で旅に出ようね。